MLBの洞窟

対戦数で見る大谷の働きすぎ問題

MLBの洞窟 SportsLookより

大谷は他のMLB選手に比べて働きすぎである、というシンプルなデータを紹介しよう。

今回はピッチャーとバッターの対決のみに焦点を当ててみる。そのため守備や走塁などの要素は考慮しない。そうすると、最もシンプルに全選手の仕事量を測れるのは次の二つであると考えられる。

この二つの合計を昨シーズンのデータから見てみよう。

MLBの洞窟

比べるまでもないが、大谷は2021年最も打者と対戦したピッチャーであるウィーラーより20%以上多く働いている。また最も打席に立ったバッターであるセミエンよりも40%ほど多い数字だ。

今シーズンはというと、まだ4月だが昨シーズンより顕著だ。大谷が二刀流で出場した本日までのデータを見てみよう。

MLBの洞窟

仕事量上位の選手と比べても、2倍近い働きを見せている。またバッティングに至ってはそれだけで4位タイという数字。

ファンにとっては大谷が毎日のように見れて楽しみが増えるが、出場が多いと疲労や怪我のリスクも高まる。

そもそも、ピッチャーとバッターという全く性質の違う二つの役割をトップレベルでこなす大谷に常識など通用しないのかもしれない。ただそれでも、大谷も人間であることをどこか忘れてはならない気がする。

まだメジャーでの二刀流フルシーズンは昨年のみ。果たして今の仕事量の大谷をあと何年見れるのだろうか。

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