完全試合より稀な継投ノーヒッター
本日メッツがフィリーズとの試合でMLB史上17度目となる継投ノーヒッター(combined no-hitter)を達成した。(動画)
先発のメギルから抑えのディアスまで、5人の継投で合わせて159球を投げてノーヒット12奪三振6四球という内容。試合結果はこちら。
これはメッツにとっては1962年の球団創設以来2度目のノーヒッターであり、2012年6月にヨハン・サンタナが達成したノーヒッター以来10年ぶりとなった。
そこで今回は、これまでMLBで達成されたノーヒッターの内訳を調べてみた。以下のチャートをご覧いただきたい。
タイトルの通り、継投ノーヒッターの方が完全試合よりも少ない。
なぜなのか?ということだが、どちらかというと、なぜ継投ノーヒッターの頻度が増えているのか?という見方をする方が分かりやすい。
理由の一つは先発投手の投球イニングが昔に比べて少なくなっていることだろう。投球イニングが減れば完投が減り、継投が増え、投手リレーによるノーヒッターも増える。
実際にシーズン毎の最多投球回を見てみれば、先発投手が昔に比べて早い回で降板している傾向が明らかだ。
その他にノーヒッターの頻度や内容に影響を与える要素として、使用するボールの変化やデータ分析の高度化なども考えられるが、その話は別の機会にとっておこう。
--